グラフィック分野3年生の必修授業であり、実在する「お悩み」を「デザインで解決」する事を目指すグループワーク「グラフィック演習Ⅳ」。本年度も「お題」を出題して頂き、お世話になっている社会福祉法人みぬま福祉会「工房集」が大きく関わっている企画展の広告物をお手伝いさせていただきました。授業履修者は必見に思います。是非!

埼玉県障害者アート企画展は”みんなでつくる展覧会”として、福祉施設職員や美術の専門家、行政職員など、多くの人が関わりながら作り上げている展覧会です。公募展という方法ではなく、埼玉県が実施する「障害のある方の表現活動状況調査」に集まった調査票から選考しています。社会的に注目を集める作家の新作から、「これってアート?」と思われる表現まで多彩な130名の作家による600点を超える作品が集まります。
第16回埼玉県障害者アート企画展「Coming Art 2025」
会期:2025年12月2日(火)~12月7日(日) 10:00~17:00 【会期中無休・入場無料】
※初日のみ13時開場(最終入場は16:30)
会場:埼玉県立近代美術館 一般展示室1.2(地下1階)
住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1(JR北浦和駅西口徒歩3分)
会場ウェブサイト:https://pref.spec.ed.jp/momas/
お問い合わせ:アートセンター集
〒333-0831埼玉県川口市木曽呂1445(社会福祉法人みぬま福祉会工房集内)
Tel 048-290-7355 Fax 048-290-7356
e-mail:artcenter@kobo-syu.com
障害がある人たちの表現活動について集められた調査票をもとに、そのなかに隠れているかもしれない魅力的な表現を新たに見出そうと始まった。調査票からだけでは見えてきにくい福祉現場で働くスタッフのリアルな感覚を、より反映させうるような形へと年々変化してきた。選考会はアート、デザイン、教育、福祉、法律、行政といった多様な専門性を持つメンバーが、ていねいに対話を重ねながら進めていく。かつてならアートの専門家の意見を福祉関係者が拝聴するような場面が見られたが、いまでは逆に、現場スタッフによって語られる作品の背景に、アート関係者が唸り驚嘆する場面も少なくない。福祉とアートの交錯が価値を生みだすスリリングな瞬間。まさに最近よく目にする「福祉×アート」の実践を具体的に押し進めてきた結果だ。
非言語のコミュニケーションの中から生まれてくる「表現」の数々。これらは芸術なのか、たんなる表出なのか、あるいは無意味な行為の反復なのか。すべての作品には「生きる」というメッセージが刻印されている。なにが私たちの人生を社会をそして福祉現場を豊かにしていくのか。問いかけてくる展覧会です。
監修:中津川浩章
主催:埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±〇、社会福祉法人みぬま福祉会
共催:埼玉県、埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会
協力:アートセンター集協力委員、アーツカウンシルさいたま(公益財団法人さいたま市文化振興事業団内)
助成:令和7年度埼玉県障害者芸術文化活動普及支援事業(埼玉県補助事業)
監修:中津川浩章
チラシデザイン:en design studio

