天気の良い休日は古巣の青山までフミ3ぽ。先日の銀座に負けずパリ8区シャンゼリゼ通りに迷い込んだかのように外国人観光客で溢れかえっておりました。
木を建てる – 稲山正弘展 東京大学退官記念展
2024年3月5日(火)〜3月17日(日) 11:00AM〜6:00PM
ギャラリー5610
近年、木造建築は注目を集めている。魅力的な木造建築の架構と形態は、建築家と構造家が協働して形作っているということを知っている人はどれだけいるだろうか。
木質構造の第一人者である稲山正弘は、研究と設計の両面から、現代における最先端の木造を生み出し続けている。この展覧会では、木質構造家・稲山正弘が長年にわたって手掛けてきた木造建築作品と設計プロセスのエッセンスを紹介する。 (東京大学大学院木質材料学研究室)
2010年、東京大学大学院木質材料学研究室「木を知り・木を使い・木を活かす」展。研究室の学生たちが五月祭でセルフビルドした木質パビリオンを、5610番館正面のスペースに移築して行うという企画が始まりました。学生たちに混じり誰よりも楽しそうに作業する姿が印象的だったのが、当時准教授の稲山正弘さんでした。それから14年。計8回の移築が行われ、一貫して「木造を学ぶうえで、まずは自分で木を触りながら色々試して自分で作ってみることが原点」と指導を続けてこられた稲山教授がこの3月に東京大学を退官されます。稲山教授を中心に裾野が広がってきたといっても過言ではないその構造定理は、木材を積極的に活用した建造物を増やし、木造高層ビル計画を可能にしました。そこに至る木質構造の研究を、普段はなかなかお見せできない作品や設計図などを通してご覧いただきます。また、屋外スペースでは、五月祭で初期の頃に建てられたパビリオン「カラメンアーチ」もセルフビルドで建てていただきます。計算された構造物の美しさをご紹介してきたギャラリーとしても、専門分野の視点以外からでもお楽しみいただける展覧会として、みなさまにご案内いたします。(ギャラリー5610)
稲山 正弘(Masahiro Inayama)
1958 愛知県生まれ
1982 東京大学工学部建築学科卒業
1982~86 ミサワホーム勤務
1992 東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)
1990 稲山建築設計事務所(現・ホルツストラ)設立
2001~02 ものつくり大学助教授
2005~東京大学大学院農学生命科学研究科准教授を経て現在同教授
木質構造研究会会長、中大規模木造プレカット技術協会代表理事
【主な受賞歴】
2002日本建築学会賞(技術)、松井源吾賞、BCS賞、
2006杉山英男賞
2009 JSCA賞
2013日本建築士連合会優秀賞
2014日本建築仕上学会賞(作品賞・建築部門)
2015日本建築学会作品選奨
2016 BCS賞
2019日本建築学会教育賞(教育貢献)
2022日本建築仕上学会賞(作品賞・建築部門)
2023日本建築学会作品選奨
他受賞多数
私も学生時代にバルセロナにて予想以上にSagrada Famíliaにやられたタイプですので、色々と共感出来ます。
anonymous art project 「collective2024」
“Vaghe onde sole”
出展アーティスト
毛利悠子
平川紀道
David Horvitz
会期:2024年3月4日~3月25日 10:00-20:00
場所 OMOTESANDO CROSSING PARK (地下鉄 : 表参道駅 表参道交差点 角地)
〒107-0062 東京都港区南青山5丁目1-1
海で育った人間なので、リビングに欲しいシステムです。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科
ビジュアライゼーションデザイン研究室卒業制作展
会期
2024年3月16日(土) 11:00-19:00
2024年3月17日(日) 11:00-19:00
2024年3月18日(月) 11:00-15:00
会場:Tiers Gallery 表参道
入場 : 無料(予約不要)
この度、法政大学デザイン工学部システムデザイン学科
ビジュアライゼーションデザイン研究室(大西景太ゼミナール)の
初めての卒業制作展を開催いたします。
システムデザイン学科はクリエーション、テクノロジー、
マネジメントの3分野を横断的に学ぶ学科です。
本研究室は、この学科では新たな分野となるビジュアルデザイン、メディアデザイン系のゼミナールとして発足しました。
学科で学んだ諸分野の知見やテクノロジーを「MIX」し、
どのようにビジュアライズ(視覚化)するかを考え、
それぞれ卒業制作に取り組みました。その成果をぜひ御覧ください。
友人の研究室の卒業制作展にお邪魔してきました。工学系ならではのスキルを活かしたアプローチも多く、ずぅゼミとはまた違った「ビジュアルコミュニケーション」を楽しめました。丁寧にプレゼンテーションしてくれた学生の皆さん、ありがとうございました。
※お客様で溢れていたので会場写真は控えました。展示作品はこちらでチェックください。
高木由利子 写真展 chaoscosmos vol.2 -sakura-
カオスコスモス 弐 – 桜 –
会期:2024年3月1日(金) – 4月29日(月)
会場:GYRE GALLERY | 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
お問い合わせ:0570-05-6990 ナビダイヤル(11:00-18:00)
主催:GYRE
企画・構成:PAPALAGI STUDIO
グラフィックデザイン:長嶋りかこ・川久保美桜(village®)
会場構成:南志保・Kanta(立体集団ガリネル)
照明:井上靖雄・岡井奈緒(MGS照明設計事務所)
施工:息吹工藝社
リトグラフ:梅田版画工房
額装:FLATFILE
漆工:宮下智吉
表具:石井栄象堂
写真助手:宮地晋之介
桜の儚さや潔さに翻弄されながら撮り続ける記録
chaoscosmos
カオス(混沌)から、何らかの働きの元に、コスモス(秩序=宇宙)が誕生したであろうと、私は長い間、漠然と想像していた。つまり、混沌と秩序はどちらかと言うと、私の中では因果関係に近かった。とあるきっかけで、自然現象をレンズを通して捉えていくうちに、もしかするとカオスとコスモスは同時多発的に共存しているのではないか、と言う「気づき」が生じてきた。宇宙の摂理は、私たちが日常的に漠然と受け止めているよりも、遥かに複雑で綿密で意外性に富んでいるようだ。それぞれの物質、生命の特性(現象)は、この宇宙に存続するための方法論なのかもしれないとも思う。その現象が時として、レンズを通して視覚的に現れることがある。肉眼では見えない、あるいは気付かない自然現象に潜んでいるMMMを、ある時から、カメラというメカニズムを介して、ささやかなメッセージとして受け取るようになった。そのメッセージを、私は chaoscosmos と呼ぶことにした。
注)M: magical M: mysterious M: miracle
桜のゆくえ
我々日本人はある時から、桜の開花宣言を心待ちにするようになった。平安時代の国風文化の影響以降、桜は花の代名詞になるほど、特別な位置を占めるようになったらしい。日本人が愛してやまない桜。この十年余り、私なりの視点で桜の儚さや潔さに翻弄されながら撮り続けている。桜の開花速報よりも、どちらかと言うと、何時散り始めるかが知りたい! 一年に一回のチャンス。誇らしげに華やかに咲き乱れ、束の間に散り去るその行方に興味が湧く。そして、図らずしも私は七年前に、樹齢百五十年の二本の山桜が土地の主の風貌で聳え立つ、標高1000mの土地に巡り合い、そこに移住することを即決した。呼ばれたとしか思えない、あっという間の出来事だった。桜の大木と暮らすようになって、目まぐるしく変容していく様をより一層観察するようになった。レンズを通して桜が見せてくれる密かな有り様を、皆様にも目撃していただきたく、、
—— 写真家 高木由利子
高木由利子(写真家)
東京生まれ。武蔵野美術大学にてグラフィックデザイン、イギリスのTrent Polytechnicにてファッションデザインを学んだ後、写真家として独自の視点から衣服や人体を通して 「人の存在」を撮り続ける。近年は自然現象の不可思議にも深い興味を持ち、「chaoscosmos」というプロジェクトにて映像を含め新たなアプローチに挑戦し続けている。撮影地は、日本を拠点に、アジア、アフリカ、南米、中近東に及ぶ。
「過去にしがみつくな、常に新しいテクノロジーを取り入れて今までできなかった事をエンジョイして、前に進め」