カミ3ぽ

いつも刺激的なモノコトを紹介してくれる「TOBICHI東京」。今回も個人的に気になっていた二つの団体のドキドキコラボ!全てをとても優しく丁寧に取り扱っている感じが温かくて心地良い。オススメ!

ヘラルボニー気仙沼ニッティング。

期間:2024年1月18日(木)〜 2024年1月28日(日)
場所:TOBICHI東京
時間:11:00〜19:00

「気仙沼ニッティング」は、
東日本大震災後の気仙沼で、
はたらく人が誇りをもてる仕事をつくろう
とはじまりました。
上質な手編みのセーターをつくりお届けし、
よろこばれています。
(実はほぼ日をきっかけにうまれた会社なんですよ)

「ヘラルボニー」は、
盛岡にある「福祉実験カンパニー」。
主に知的障害のあるアーティストとともに
様々な作品を生み出している会社です。

同じ東北に拠点をおく2つの会社が
どうして出会い、
コラボレーションすることになったのか、
気仙沼ニッティングの御手洗さんに
メッセージをいただきました。

福祉実験カンパニーの「へラルボニー」と、

手編みのニットブランド「気仙沼ニッティング」が

初めて出会ったのは、
2023年3月のことでした。

「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、
主に知的障害のある作家さんのアート作品を
次々と世に出していく
「へラルボニー」のコンセプトに
深く共鳴し、ぜひお会いしいたいと
コンタクトをしたのがきっかけでした。

「へラルボニー」の代表を務めるのは、
双子の兄弟。
松田崇弥さんと松田文登さんです。
実は二人は、学生時代から
「気仙沼ニッティング」を知っていて、
作り手を大切にする会社のあり方に共鳴していました。

なんてうれしい!
と互いによろこんだのは、いうまでもありません。

さっそく気仙沼に赴いた「へラルボニー」のメンバーと、
「気仙沼ニッティング」のメンバーは、
ぜひ一緒になにかやってみたいねと話しつつ、
作家さんの作品と、編み手さんの商品を
紹介しあいました。

「へラルボニー」のメンバーは、
気仙沼ニッティングのセーターを見て言いました。
「作家の河合由美子さんなら、
このセーターに素敵な刺繍ができるはず‥‥!」

「気仙沼ニッティング」のメンバーは、
へラルボニーの作品を見て言いました。
「この伊賀敢男留さんのミトンの絵、
気仙沼ニッティングの編み手が
本物のミトンにできるはず‥‥!」

作家と、編み手。
それぞれに、手を動かして
ものを創り出す者同士だから、
先に思いついてしまったんです。
「こんなことができる」
「それは素敵に違いない」と。

そんなわけで、このコラボレーションは、
コンセプトも企画書もないままはじまりました。

へラルボニーの伊賀さんのミトンの絵を見た
気仙沼ニッティングの編み手は、
「かわいい! これを本物のミトンに‥‥してみたいですね」
と声をはずませ、夢中で編みました。

気仙沼ニッティングのセーターを受け取った
河合由美子さんは、
いつにも増してのりにのって、
ぐんぐん刺繍をしてくださいました。

そうして生まれた「ミトン」と「セーター」は、
これまで見たこともないような、
ユニークでチャーミングで、
熱量のあるものになりました。

ヘラルボニーの作家と、
気仙沼ニッティングの編み手のコラボレーション。
ぜひお楽しみください。

※展覧会情報や文章は「TOBICHI東京」さんのHPより抜粋させて頂いています。