1017D便り

2025年3月に脳出血を患い、5ヶ月間に及ぶリハビリ入院後も利き手足の麻痺が残る私には、片手で何がつくれて、どこまで表現できるのか? 今、できることを客観的に認識し、これからの表現を模索する必要性があります。自分が自分を諦めない限り、遊びは終わりません。Never give up!(NGU!)  

版画技法のリハビリ図画工作に続き、今回は金属、紙と同様に、大好きな素材である「木」での家造り(IORI)にチャレンジ!

切ったり、彫ったり、削ったり… 慣れない左手で慣れ親しんだ道具を使う。

いつものようにペイントしたり…

金箔(フェイク)を貼ったり。

エイジング加工※したり…

※ エイジング加工とは、新品の材料や製品に傷を付けたり、塗装を剥がしたり、サビを再現したりといった独自の加工を施し、長年使い込んだような古びた風合い(ヴィンテージ感やアンティーク感)を人工的に作り出す技術のことです。 

予想していた通り、イメージした「いい感じ」にするには、今までより時間がかかってしまいますが、この程度の図画工作ならば、なんとか左手だけでも楽しく遊べそうな手応えあり。一安心、嬉しいな。

屋根に1カットを入れて「ポストカード立て」を試作してみました。ワークショップなどのネタにも良さそう!?

どちらにせよ、ある程度「数」をこなさないと何も始まらない感じ。とにかく、暇さえあれば手を動かし、「家」を作って「はこぐらし」を楽しむとしよう。(笑)

ネットやAIなど、誰にでも欲しい情報を簡単に得られる時代。もっともらしい事を口先で言うだけなら子供にも出来、残念ながら真偽も含めて「言葉」が信頼を失っているように感じています。
そんな時代だからこそ、自分の言葉に説得力を持たせる意味でも、不自由ながらも、自ら手を動かして考察し、実際にカタチにして発信していく事をより大切にしていきたいと思っています。
口先だけで何も産み出せず、行動の伴わない「偉そうに威張ってるだけのダセえおっさん」から脱却するためにも

just do it !