フミ3ぽ

研究日に銀座・日本橋界隈の気になる展覧会を梯子。中でも銀座蔦屋にて開催中の写真展にとても惹かれた。根気強く地味な作業工程を得る事で、コンセプトを説得力をもって具現化したイメージに魅せられる。オススメ!

今坂庸二朗作品集刊行記念展「Wet Land」

会期:2023年10月21日(土)~11月1日(水)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
主催:銀座 蔦屋書店
協力:YOJIRO IMASAKA STUDIO、TRNK、株式会社小松物産、株式会社カドワキカラーワークス、株式会社グリムファクトリー、STUDIO NEWWORK
入場:無料
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp

写真家・今坂庸二朗作品集刊行記念展「Wet Land」を2023年10月21日(土)~11月1日(水)の期間に開催します。日本未発表の作品のほか、新たな試みとなるアルミを用いたインスタレーション作品などを展示します。
今坂庸⼆朗は、1983年広島県生まれ。2007年に渡⽶し、以来NYを拠点に活動しています。
世界各地の⾃然の中で、気候や⾵景の変化を観察しながら時間をかけて映し出す今坂の作品は、古典的な湿板写真(※)という撮影方法が用いられることで、時にぼやけたり、一部はがれが生じます。この撮影技法では、撮影中にカメラの前を通り過ぎた人影などが、おぼろげなイメージとして記録されます。それらは、「あたかも永続的にそこにある⾃然と人間との対⽐であり、⼈間以後の⾵景という未来像を思い起こさせる」と今坂は語ります。
本展は、日本では初となる作品集『Wet Land』の刊行を記念し、日本での未発表作品を含むオリジナルアートワークのほか、作品集にも収録された今坂の代名詞でもあるWet Landシリーズにて用いられたガラスネガ、そこから制作される大型写真作品、そして新たな試みとしてアルミを使用したインスタレーションを展示します。会場全体の壁面や床に加工を施しWet Landシリーズの世界観を表現します。さらに本展開催に合わせて、1点1点異なるオリジナルプリント作品付きの特別版作品集を10月20日(金)より限定販売します。

※湿板写真…薄さ約1mmのガラス板にコロジオンという薬品を塗布したものをフィルムとして使用し、そのガラス版にイメージを定着させたもの。